了頓図子町(読み)りようとんずしちよう

日本歴史地名大系 「了頓図子町」の解説

了頓図子町
りようとんずしちよう

中京区六角通室町西入上ル

室町むろまち(旧室町小路)新町しんまち(旧町尻小路)の間、三条さんじよう(旧三条大路)から六角ろつかく(旧六角小路)まで、南北に通る了頓図子りようとんのずし東側の片側町。

平安京の条坊では、左京四条三坊一保八町の中央の地。

寛永一四年(一六三七)洛中絵図に「りやうとんノ図子」とあり、寛文後期洛中洛外之絵図は「玉くらノづし」とするが、中井家系絵図はほぼこの名をとる。一方、初期町鑑類には「連忍の辻子」「れんにんのづし」とある。ただ、この呼称は寛文から元禄の間に限られ、あるいは転訛か。一説に「同町西側中央より新町に出る間路あり。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android