予防接種の努力義務

共同通信ニュース用語解説 「予防接種の努力義務」の解説

予防接種の努力義務

予防接種法は「対象者は接種を受けるよう努めなければならない」と規定する。16歳未満などの場合は保護者に対し、接種を受けさせるために必要な措置を講ずるよう努めることを求める。法が制定された1948年当時は多くワクチンに接種義務があり、怠った場合の罰則もあった。その後罰則がなくなり、さらに法改正で義務規定が努力義務緩和、接種の判断は個人の選択に委ねられた。現在は、はしか風疹など社会のまん延防止に重点を置くワクチンに努力義務がある一方インフルエンザなど個人の予防が重点のワクチンには適用されていない。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android