共同通信ニュース用語解説 「予防接種の努力義務」の解説
予防接種の努力義務
予防接種法は「対象者は接種を受けるよう努めなければならない」と規定する。16歳未満などの場合は保護者に対し、接種を受けさせるために必要な措置を講ずるよう努めることを求める。法が制定された1948年当時は多くのワクチンに接種義務があり、怠った場合の罰則もあった。その後罰則がなくなり、さらに法改正で義務規定が努力義務に緩和、接種の判断は個人の選択に委ねられた。現在は、はしかや風疹など社会のまん延防止に重点を置くワクチンに努力義務がある一方、インフルエンザなど個人の予防が重点のワクチンには適用されていない。
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