二十日草(読み)ハツカグサ

精選版 日本国語大辞典 「二十日草」の意味・読み・例文・類語

はつか‐ぐさ【二十日草】

  1. 〘 名詞 〙 植物ぼたん(牡丹)」の異名
    1. [初出の実例]「いかにさくとも二十日くさ、さかりも日数のあるなれば、花の命も限り有り」(出典:曾我物語(南北朝頃)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の二十日草の言及

【ボタン(牡丹)】より

…接木をはじめ栽培技法も宋代から進み,芍薬の台木を使うことも清代には広く行われた。【梅原 郁】
[日本]
 日本では深見草(ふかみぐさ),二十日草(はつかぐさ)などと呼ばれ,平安時代に宮廷や寺院で観賞用に栽培され,菊や葵(あおい)につぐ権威ある紋章として多く使われた。江戸時代には栽培が普及し,元禄時代(1688‐1704)に出版された《花壇地錦抄》には339品種が記録されている。…

※「二十日草」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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