二塚長生(読み)ふたつか おさお

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「二塚長生」の解説

二塚長生 ふたつか-おさお

1946- 昭和後期-平成時代の染色家。
昭和21年8月12日生まれ。加賀友禅工房で学び,昭和49年独立。糸目糊置(いとめのりお)きによって模様を白くあらわす「白上げ技法により自然の動きをとらえる。50年日本伝統工芸展初入選。55年日本工芸会正会員。平成3年友禅着物「寒瀑(かんばく)」で日本伝統工芸染織展文化庁長官賞など受賞をかさね,12年友禅着物「白波」で日本伝統工芸展文部大臣賞。22年友禅で人間国宝。富山県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android