二居村(読み)ふたいむら

日本歴史地名大系 「二居村」の解説

二居村
ふたいむら

[現在地名]湯沢町三国みくに 二居

北方三俣みつまた村より三国街道を二居峠越で二里一八町、南方火打ひうち峠越で浅貝あさかい村へ二里六町の宿場集落清津きよつ川支流の二居川右岸にある。二居渓谷には奇岩・怪岩の絶壁が迫り、秋の紅葉期はことに壮観である。長享二年(一四八八)一〇月、三国峠を通過した僧万里集九は二日「此夕宿二井」に投宿している(梅花無尽蔵)正保国絵図に無高とみえる。天和三年郷帳では高一六石九斗余。宝暦五年(一七五五)の村明細帳(小千谷市立図書館蔵)では畑のみ七町三反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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