二所山田神社(読み)にしよやまだじんじや

日本歴史地名大系 「二所山田神社」の解説

二所山田神社
にしよやまだじんじや

[現在地名]鹿野町大字鹿野上 大地庵

鹿野上かのかみの中心北東部の高台鎮座祭神天照大神・豊受大神・八千矛神・大物主神。旧村社。

近世は山田権前宮と称したが、明治四〇年(一九〇七)二所神社と合併した。山田神社の社伝では伊勢国度会わたらい山田やまだ(現三重県宇治山田市)より勧請したと伝える。

なお「三代実録」元慶二年(八七八)六月二三日条に「周防国正六位上赤田神・山田神並授従五位下」とある山田神社は当社であるといわれる(防長地名淵鑑、日本地理史料ほか)が、確証はない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android