二所山田神社(読み)にしよやまだじんじや

日本歴史地名大系 「二所山田神社」の解説

二所山田神社
にしよやまだじんじや

[現在地名]鹿野町大字鹿野上 大地庵

鹿野上かのかみの中心北東部の高台鎮座祭神天照大神・豊受大神・八千矛神・大物主神。旧村社。

近世は山田権前宮と称したが、明治四〇年(一九〇七)二所神社と合併した。山田神社の社伝では伊勢国度会わたらい山田やまだ(現三重県宇治山田市)より勧請したと伝える。

なお「三代実録」元慶二年(八七八)六月二三日条に「周防国正六位上赤田神・山田神並授従五位下」とある山田神社は当社であるといわれる(防長地名淵鑑、日本地理史料ほか)が、確証はない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android