日本歴史地名大系 「二日五日市村」の解説 二日五日市村ふつかいつかいちむら 東京都:品川区二日五日市村[現在地名]品川区南品川(みなみしながわ)二丁目・同四―五丁目・広町(ひろまち)二丁目など集落は南品川寺院街の一画(願行寺の東、南品川宿三町目の西)にあるが、付属する土地・耕地は寺院街の西部広域に南品川宿・北品川宿などと入会って散在しているため、村域・村境は明確ではない。集落のあった範囲は東西三七間・南北三一間で(風土記稿)、現南品川二丁目の一部にあたる。天正二〇年(一五九二)三月一一日の沢次郎右衛門寺領打渡状(妙国寺文書)に「二日市分 御手作」「五日市分 惣左衛門」などとみえ、さかのぼる時代に毎月の二の日と五の日に市が立つ六斎市が存在し、それに由来する二日市・五日市の地名が生れていたことが知られる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by