二本松寺(読み)にほんまつじ

日本歴史地名大系 「二本松寺」の解説

二本松寺
にほんまつじ

[現在地名]牛堀町堀之内

天台宗、羽黒山学城院と号し、本尊薬師如来。寺伝によれば、初め茂木もとぎ村に創建されたが、後に島崎氏が現在地に移し、祈願寺にしたという。寛文三年(一六六三)開基帳(彰考館蔵)には「天台宗井上村西蓮寺末寺、二本松寺法印、高拾四石三斗三升二合、内六石三斗四升五合寺内、七石九斗八升七合田方、右慶長七年ニ嶋田次兵衛検地之時分、高五石御証文被下候、其以後巳之御検地ニ右之高被成申候共除来申候、此寺長禄元年静海法印中興開山仕、当卯迄弐百七年ニ罷成申候、百姓旦那四百人余御座候、門徒拾三ケ寺」とあり、門徒として福蔵ふくぞう院・福性ふくしよう院・感応かんのう院・宝蔵ほうぞう院・竜蔵りゆうぞう院などが記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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