二朱金(読み)ニシュキン

デジタル大辞泉 「二朱金」の意味・読み・例文・類語

にしゅ‐きん【二朱金】

江戸時代通用の金貨の一。長方形で、8枚が小判1両に相当する。元禄二朱金・天保二朱金・万延二朱金がある。二朱判金

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精選版 日本国語大辞典 「二朱金」の意味・読み・例文・類語

にしゅ‐きん【二朱金】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代通用の金貨。二朱は一分半分一両八分の一に当たる。元祿一〇年(一六九七発行の元祿二朱金、天保三年(一八三二)発行の天保二朱金、万延元年(一八六〇)発行の万延二朱金の三種がある。二朱。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「二朱金」の意味・わかりやすい解説

二朱金
にしゅきん

二朱判金ともいう。江戸時代の金貨幣一つ一分金の2分の1で,1両の8分の1にあたる。初鋳は元禄 10 (1697) 年で,以後天保3 (1832) 年,万延1 (60) 年に鋳造された。小判や一分金の流通を促す小額の補助金貨であるが,品位劣悪のため広くは流通しなかった。

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