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二河白道図 にがびゃくどうず

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

二河白道図
にがびゃくどうず

中国,唐の善導の『観無量寿経疏』に説かれる比喩を図示したもの。画面の下部手前に現世のありさまを,上部に極楽浄土を描き,人間の貪愛と瞋恚 (しんい) を象徴する水,火の二河が両者を隔て,その間に通じる一筋の白道を浄土信仰者が進むべき清浄な願往生心という道にたとえている。手前には釈迦が立って白道を進むことを勧め,向こうでは阿弥陀仏が迎えている。浄土諸宗で鎌倉時代以降盛んに制作され,光明寺本,香雪美術館本などが優れた作例。

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