二相(読み)にそう

精選版 日本国語大辞典 「二相」の意味・読み・例文・類語

に‐そう‥サウ【二相】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「相」は特徴形相などの意 ) 仏語。それ自体だけがもつ自相と、他とも共通する共相(ぐうそう)との二つ。または、総体的な総相と個別的な別相同相異相などの二つ。転じて、表裏二つのかたち
    1. [初出の実例]「玄妙ともに忘じきたりて、二相不生のとき証契するなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)説心説性)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android