二相(読み)にそう

精選版 日本国語大辞典 「二相」の意味・読み・例文・類語

に‐そう‥サウ【二相】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「相」は特徴形相などの意 ) 仏語。それ自体だけがもつ自相と、他とも共通する共相(ぐうそう)との二つ。または、総体的な総相と個別的な別相同相異相などの二つ。転じて、表裏二つのかたち
    1. [初出の実例]「玄妙ともに忘じきたりて、二相不生のとき証契するなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)説心説性)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む