二相(読み)にそう

精選版 日本国語大辞典 「二相」の意味・読み・例文・類語

に‐そう ‥サウ【二相】

〘名〙 (「相」は特徴形相などの意) 仏語。それ自体だけがもつ自相と、他とも共通する共相(ぐうそう)との二つ。または、総体的な総相と個別的な別相同相異相などの二つ。転じて、表裏二つのかたち
正法眼蔵(1231‐53)説心説性「玄妙ともに忘じきたりて、二相不生のとき証契するなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android