二見城跡(読み)ふたみじようあと

日本歴史地名大系 「二見城跡」の解説

二見城跡
ふたみじようあと

[現在地名]五條市二見五丁目

二見の東南、小字城山しろやまに位置し、いま日蓮正宗妙住みようじゆう寺境内にある。城跡の東と北側は吉野川の断崖、南と西には水濠をめぐらし、城域は東西約一〇〇メートル、南北二〇〇メートル。中央東寄りに本丸と称する跡、二の丸跡と、なおその北と西に土塁跡が現存する。南北朝時代に清和源氏佐竹氏の末裔と称する二見氏の築城にかかり、同氏は南朝方にくみして(二見文書)、しだいに勢力を増し室町時代初期に活躍した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android