日本歴史地名大系 「二重谷新田」の解説 二重谷新田にじゆうやしんでん 茨城県:行方郡潮来町二重谷新田[現在地名]潮来町潮来前(まえ)川と北利根川(常陸利根川)の間にあり、南は潮来村。北利根川の土砂が浪逆(なさか)浦に堆積して形成された洲を、近世初期に開拓してできた新田村。二重谷旧記書上(須田家文書)によると、下総国新島(しんしま)(現千葉県佐原市)領域に属していたが、正保元年(一六四四)に板久(いたく)(潮来)村の農民が幕府に開拓を願出て、翌二年に許可され、同年以降海運上として永銭五〇〇文を納入したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by