五つの塵六つの欲(読み)いつつのちりむつのよく

精選版 日本国語大辞典 「五つの塵六つの欲」の意味・読み・例文・類語

いつつ【五つ】 の 塵(ちり)(む)つの欲(よく)

  1. ( 「五塵六欲(ごじんろくよく)」の訓読み ) 五塵は、五官の対象。煩悩を起こさせて心を汚す塵の意で、すなわち色(しき)、声(しょう)、香(こう)、味(み)、触(そく)の五つ。六欲は、凡人の持つ六種の欲望、すなわち色欲、形貌欲(ぎょうみょうよく)、威儀姿態欲、語音声欲(ごおんじょうよく)、細滑欲(さいこつよく)、人相欲をいう。
    1. [初出の実例]「され共人間五つの塵(ちり)六つのよく、しばし心は濁り江に沈みて」(出典浄瑠璃・日本西王母(1699頃)道行)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 しき 実例 初出

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む