日本歴史地名大系 「五ノ宮嶽」の解説 五ノ宮嶽ごのみやだけ 秋田県:鹿角市小豆沢村五ノ宮嶽小豆沢(あずきざわ)東方、奥羽山脈に連なる標高一一一五メートルの山。「鹿角縁記」に、<資料は省略されています>とある。大日如来、すなわち真言密教の北上に伴い定着した伝承であろうか。山岳信仰の対象として付近農民に崇敬され、また古川(ふるかわ)(現十和田毛馬内)にある錦木(にしきぎ)塚の伝説にも、五ノ宮嶽から大鷲が飛んできて乳児をさらい去る話がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報