日本歴史地名大系 「五宝寺」の解説 五宝寺ごほうじ 群馬県:館林市館林城下台宿町五宝寺[現在地名]館林市台宿町市街地北端付近にあり、如意珠山持徳院と号し、新義真言宗。本尊は胎蔵界大日如来。寺伝によると、永仁五年(一二九七)讃岐国善通(ぜんつう)寺の僧俊清の開基。その後一七代を経て真言密宗となり、一八世重寅のとき江戸大塚(おおつか)の新義真言宗豊山派別格本山護国(ごこく)寺末となった。寛文五年(一六六五)五月徳川綱吉の館林入城に当たり、領内名刹一〇ヵ寺に加えられ、御目見得を許されたという(館林記)。延宝二年(一六七四)の城下町図には、佐野(さの)口門の西方に広大な境内をもつ当寺がみえる。元禄九年(一六九六)中本寺常江檀林の寺格を与えられた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by