五斗味噌(読み)ゴトミソ

デジタル大辞泉 「五斗味噌」の意味・読み・例文・類語

ごと‐みそ【五斗味×噌】

鎌倉時代ころに用いられた味噌の一。材料を5斗用いるところからついた名。大豆2斗・ぬか2斗・塩1斗、あるいは大豆・糠・こうじ・酒粕・塩を各1斗ずつで造ったという。

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精選版 日本国語大辞典 「五斗味噌」の意味・読み・例文・類語

ごと‐みそ【五斗味噌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 大豆二斗、糠(ぬか)二斗、塩一斗、または、大豆、糠、米麹、酒糟、塩を各一斗ずつ、合計五斗を搗(つ)き合わせて作った味噌。糂粏(じんだ)ぬかみそ
    1. [初出の実例]「魂はくゆる米糠に立かへり〈高政〉 ごと味噌桶のふたもあくとぞ〈定之〉」(出典:俳諧・ほのぼの立(1681))
  3. 醤油滓を原料にして作った味噌。

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