五斗蒔瓦窯跡(読み)ごとまきがようせき

日本歴史地名大系 「五斗蒔瓦窯跡」の解説

五斗蒔瓦窯跡
ごとまきがようせき

[現在地名]栄町龍角寺

利根川によって開析された支谷に北面した標高二二―二八メートルの斜面にある。平成元年(一九八九)の調査で瓦窯一基とそれに伴う工房・捨場が確認され、南三〇〇メートルにある龍角りゆうかく寺に瓦を供給したことが明らかとなった。最終段階の窯体は地山の砂層を掘抜いた幅一・四メートル、長さ約七メートルの地下式無階無段登窯(当初は有階有段登窯)であるが、焼成面の勾配が一〇度前後で平窯的要素も有する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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