デジタル大辞泉 「五気」の意味・読み・例文・類語 ご‐き【五気】 1 五臓から出る5種の気。心気・肝気・脾気・肺気・腎気。2 木火土金水の五行ごぎょうの気。また、中央と東西南北の五方の気。3 天地の5種の気。寒・暑・燥・湿・風。4 5種の感情。喜・怒・欲・懼く・憂。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「五気」の意味・読み・例文・類語 ご‐き【五気】 〘 名詞 〙① 木火土金水の五行の気。また、中央および東西南北の五つの方角。転じて、中国および四方の異民族をいう。五方。[初出の実例]「五気は金木水火土之五行也」(出典:土井本周易抄(1477)一)[その他の文献]〔史記‐王帝紀〕② 天地の五種類の現象。雨、暘(よう)、燠(おう)、寒、風の称。一説に、寒、暑、燥、湿、風、また温、涼、寒、燥、湿の称とも。〔書言字考節用集(1717)〕〔黄帝内経素問‐陰陽応象大論〕③ 五臓から出るという五種類の気。心気、肝気、脾気、肺気、腎気の称。[初出の実例]「五気(ゴキ) 臊焦香腥腐も肝心脾肺腎に配す」(出典:病論俗解集(1639))[その他の文献]〔周礼‐天官・疾医〕④ 五種類の感情。喜、怒、欲、懼、憂の称。〔逸周書‐官人解〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例