日本歴史地名大系 「五行川・穴川用水」の解説 五行川・穴川用水ごぎようがわ・あながわようすい 栃木県:芳賀郡五行川・穴川用水塩谷(しおや)郡氏家(うじいえ)町南東部を水源とし、真岡(もおか)市を経て、茨城県下館(しもだて)市で小貝(こかい)川に流入する。流路延長五五キロのうち県内四三キロ、流域面積二七九平方キロ。下館市に入ると勤行(ごんぎよう)川とよばれる。郡北西部の芳賀町を南流し、真岡市境付近で野元(のもと)川、同市南部で江(え)川を合せる。中世には当川を防御線とする御前(ごぜん)城・真岡城(現真岡市)、久下田(くげた)城(現二宮町)などが築かれた。近世には下野を代表する穀倉地帯を灌漑し、また江戸にも知られた真岡木綿などを晒すのにも利用された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by