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井上保次郎 いのうえ やすじろう

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

井上保次郎 いのうえ-やすじろう

1863-1910 明治時代の実業家。
文久3年11月3日生まれ。代々大阪の両替商で,屋号は泉屋。明治19年愛知県半田の第百三十六国立銀行をひきつぎ,のち井上銀行と改称。33年大阪の百三十銀行と合併した。関西鉄道,山陽鉄道,九州鉄道の経営に参加。39年東洋製紙を設立,巻きたばこ用紙を国産化し市場を独占した。明治43年6月27日死去。48歳。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

井上保次郎

没年:明治43.6.25(1910)
生年:文久3.10.2(1863.11.12)
明治期の実業家。松本重太郎の養子松蔵の実兄。今村清之助の子周の養父。家業の両替商を継ぎ,前田伊之助の補佐で幕末の危機を乗り切り,株式仲買店経営。第百三十六国立銀行,井上銀行経営のほか九州,関西,参宮,山陽,豊州,西成各鉄道等に関係。今村と共同で低位の地場銘柄を買い集め,重役となって財務面で支援し,株価を回復させて利食いするを常とした。同一店内で実質的に証券,銀行兼営を行ったが,銀行廃業後倉庫,製紙業に転身した。<参考文献>足立栗園・小谷松次郎『今村清之助君事歴』,小川功「明治期の私設鉄道金融と鉄道資本家」(『追手門経済論集』1992年)

(小川功)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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