デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上鹵滴」の解説 井上鹵滴 いのうえ-ろてき 1814-1888 江戸後期-明治時代の奇人。文化11年8月8日生まれ。阿波(あわ)板野郡斎田(さいた)村(徳島県鳴門(なると)市)で足袋(たび)の製造販売を業とするかたわら,俳句・狂歌・今様をつくり,書画を得意とした。棕櫚(しゅろ)でつくった書院にすみ,風流をこのんで奇矯にはしり,花の名前(文字)だけでその花の絵をかいたという。明治21年6月30日死去。75歳。名は正七。別号に大渦道人。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例