井原八幡神社
いはらはちまんじんじや
[現在地名]甲山町伊尾 宮沖
伊尾の中央部、芦田川曲流地にある宮山の西麓に鎮座。祭神は応神天皇。旧村社。「世羅郡誌」に、康保元年(九六四)一月、松崎(現甲奴郡上下町)・伊尾・小谷の氏子が神前に祈願して宝札を納めたとあり、暦応二年(一三三九)再建、往昔は約一〇〇メートル東方の北沼にあったという。社蔵の天文一〇年(一五四一)三月吉日の舞殿造立棟札に大檀那は「湯浅児□女

」、永禄一一年(一五六八)四月晦日の八幡宮修造棟札では大檀那は源朝臣湯浅治部大夫元宗。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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