井手俊郎(読み)イデ トシロウ

20世紀日本人名事典 「井手俊郎」の解説

井手 俊郎
イデ トシロウ

昭和期のシナリオライター



生年
明治43(1910)年4月11日

没年
昭和63(1988)年7月3日

出生地
佐賀県

別名
筆名(併用)=権藤 利英,三木 克巳

学歴〔年〕
東京高等工芸学校(現・千葉大学工学部)〔昭和8年〕卒

主な受賞名〔年〕
年間代表シナリオ(昭24 26 28 29 30 31 38 41 45 57年度)

経歴
パピリオ化粧品、アサヒビール、婦人画報社などの宣伝部嘱託を経て、昭和12年東宝映画興業課に入社。直営館の支配人として各地を転任したあと、戦後、撮影所の文芸部に移り、24年今井正監督の「青い山脈」のシナリオを執筆。東宝争議後退社し、藤本プロに移るが、26年からフリーとなり、シナリオ作家として活躍する。主なシナリオに「めし」「にごりえ」「三等重役」「江分利満氏の優雅な生活」「点と線」「古都」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井手俊郎」の解説

井手俊郎 いで-としろう

1910-1988 昭和時代後期の脚本家
明治43年4月11日生まれ。東宝にはいり,昭和24年今井正監督「青い山脈」でデビュー。26年フリー。成瀬巳喜男監督「めし」,岡本喜八監督「江分利満氏の優雅な生活」など,文芸作品を得意とした。テレビのシナリオも手がけた。昭和63年7月3日死去。78歳。佐賀県出身。東京高等工芸(現千葉大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「井手俊郎」の解説

井手 俊郎 (いで としろう)

生年月日:1910年4月11日
昭和時代のシナリオライター
1988年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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