井関尚栄(読み)イセキ ショウエイ

20世紀日本人名事典 「井関尚栄」の解説

井関 尚栄
イセキ ショウエイ

昭和期の法医学者,免疫遺伝学者 群馬大学名誉教授;元・警察庁科学警察研究所所長。



生年
明治44(1911)年11月14日

没年
昭和61(1986)年3月17日

出生地
福井県丸岡町

学歴〔年〕
金沢医大〔昭和9年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔昭和13年〕

主な受賞名〔年〕
日本学士院賞〔昭和31年〕「微生物の免疫遺伝学的研究」,日本法医学会賞(昭和27年度)「細菌に於ける異性抗原の変異に関する研究」,日本遺伝学会賞〔昭和30年〕「微生物の免疫遺伝学的研究」,日本人類遺伝学会賞(第9回)〔昭和43年〕「血液型物質の遺伝生化学的研究」,日本学士院賞〔昭和44年〕「酵素による血液型の転換に関する実験的研究」

経歴
前橋医専教授、前橋医大教授、群馬大医学部教授、同医学部長などを経て、昭和47年から60年まで科学警察研究所長。血液鑑定の権威で、血液型物質の転換に関する研究などで学士院賞を2回受賞。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井関尚栄」の解説

井関尚栄 いせき-しょうえい

1911-1986 昭和時代の血清学者,法医学者。
明治44年11月14日生まれ。昭和21年前橋医専(現群馬大)教授となる。のち警察庁科学警察研究所長。細菌のABO式血液型物質の存在と,その型転換を発見。31年と44年の2度にわたり学士院賞。昭和61年3月17日死去。74歳。福井県出身。金沢医大(現金沢大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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