交換法(読み)こうかんほう(英語表記)exchange method

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「交換法」の意味・わかりやすい解説

交換法
こうかんほう
exchange method

測定方式の1種。測定量既知の基準量との測定器内での位置を交換し,前後2回の測定結果から測定値を求める方式で,測定器の器差を避けて精度のよい測定が行える。たとえば,精密てんびんでの交換秤量で物体分銅を交換した2回の測定の平均として測定値を求めるのは,てんびんの腕の長さの違いによる器差を消去するためである。光度の測定で測定光源と標準光源の位置を交換して2回測定するのも交換法である。置換法変形とみなせる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android