ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「交換法」の意味・わかりやすい解説 交換法こうかんほうexchange method 測定方式の1種。測定量と既知の基準量との測定器内での位置を交換し,前後2回の測定結果から測定値を求める方式で,測定器の器差を避けて精度のよい測定が行える。たとえば,精密てんびんでの交換秤量で物体と分銅を交換した2回の測定の平均として測定値を求めるのは,てんびんの腕の長さの違いによる器差を消去するためである。光度の測定で測定光源と標準光源の位置を交換して2回測定するのも交換法である。置換法の変形とみなせる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by