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標準光源 ひょうじゅんこうげん standard illuminant

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

標準光源
ひょうじゅんこうげん
standard illuminant

色を決めるための標準となる光源。物体の色はそれを照明する光源の分光分布によって異なって見えるので,国際照明委員会 CIEでは協約により次のA,B,Cの3種の光源を標準光源に規定している。

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デジタル大辞泉の解説

ひょうじゅん‐こうげん〔ヘウジユンクワウゲン〕【標準光源】

物体の色を測定するために指定された光を照射する人工光源。CIE(国際照明委員会)により、相対的な分光分布を定めた標準の光A、C、D65を照射する具体的な光源として、A光源C光源D65光源の3種類が規定されている。
天文学において、地球から宇宙のある天体までの距離を測定する際、絶対等級があらかじめわかっており、見かけの等級と比較することで距離を見積もることができるような天体。変光周期が長いほど絶対等級が明るくなるケフェウス型変光星、最大の明るさがほぼ一定となるⅠa型超新星などがある。→宇宙の距離梯子

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百科事典マイペディアの解説

標準光源【ひょうじゅんこうげん】

物体の色は照明光源によって変わるため,その標準として用いられる光源。物体色の測定用には,1931年国際照明委員会(CIE)が規定したA,B,C3種がある。A光源は色温度2856Kに点灯したガス入りタングステン電球から出る光。

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世界大百科事典 第2版の解説

ひょうじゅんこうげん【標準光源 standard light source】

光,放射および色の測定において,ある量の一定値を維持し,測定の基準として用いられる光源。例えば光度測定には光度標準電球を用いる。これを指定の電圧または電流で点灯したとき,特定の方向の光度値が与えられているので,被測定光源の光度はこれとの比較測定で求めることができる。光度標準電球は口金を下にした姿勢で用い,フィラメントは鉛直な一平面内にM字形に張られていて,この平面に垂直な方向,すなわち水平方向の光度値が与えられている。

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大辞林 第三版の解説

ひょうじゅんこうげん【標準光源】

測色用の標準として用いられる光源。白熱電球を代表する A 、正午の太陽光とほぼ同じ B 、平均太陽光に近い C の三種類が国際的に定められている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

標準光源
ひょうじゅんこうげん

物体色の観察の際に用いるように規定された光源。物体色を測定するには、それを照明する光の性質を一定に規定しておく必要がある。JIS(ジス)(日本工業規格)はこれにこたえて標準の光AとD65の二つを規定している。これらの標準の光は光の性質として相対分光分布をきちんと決めたものであって、無形である。測色計算には無形のままで差し支えないが、物体色を観察する場合には、具体的な光源が必要である。それが標準光源である。JISが規定する標準光源は標準光源Aと常用光源D65であって、それぞれの標準の光に対応する。なお、2000年(平成12)以降、厳密性と他の規格との整合性から、標準の光にかわって標準イルミナントという用語が優先的に使用されるようになった。また、それまで規定されていた標準の光Cは実用性がないことから除かれた。
 標準イルミナントA(標準の光A)は絶対温度2856K(ケルビン)の完全放射体(黒体)から発する光で、標準光源Aは色温度約2856Kになるように点灯した透明バルブのガス入りタングステン電球である。
 標準イルミナントD65(標準の光D65)は紫外・可視を通じた波長領域において、色温度約6500KのCIE昼光(国際照明委員会が定めた自然の昼光を代表する測色用基準の光で、分光分布で示される)の相対分光分布を規定したものである。それを具体化したのが常用光源(準標準光源と考えてよい)D65であって、特製の蛍光ランプでその形式と性能が1988年(昭和63)にJISに定められている。これを常用光源蛍光ランプD65という。
 別種の標準光源には、標準電球のほか、次のような種類がある。クレフト形水銀ランプは規定の構造をもった石英ガラスによる高圧水銀ランプであって、260~590ナノメートルの波長範囲における放射輝度が規定されている。キセノン標準白色光源は規定の構造をもったキセノンガスによる放電ランプであって、300~780ナノメートルの波長範囲における相対放射強度分布が規定されている。これら2種の標準光源は紫外・可視の波長領域における標準放射源として、あるいは蛍光発光の観察用などに使われる。また、黒鉛高温黒体炉は、2500Kという高温で使用可能の完全放射体であって、近紫外・可視・近赤外の波長範囲における標準放射源として用いられる。[東 尭・高橋貞雄]

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