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京の四季 きょうのしき

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大辞林 第三版の解説

きょうのしき【京の四季】

端唄・歌沢の一。歌舞伎で、京都の場面の下座唄によく奏される。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

京の四季
きょうのしき

上方端唄(かみがたはうた)の曲名。本調子。1862年(文久2)浪華(なにわ)(大阪)の戯作者(げさくしゃ)で、「よしこの情歌」の宗匠、一荷堂半水がはやり唄を主に集録した『粹(すい)の懐(ふところ)』(12編)の初編にみえ、同書2編にも替え唄(うた)が2種載せられているところから、当時すでに巷間(こうかん)で愛唱されていたことがわかる。歌詞は儒者の中島棕隠(そういん)(1779―1856)の作とされ、「春は花いざ見にごんせ東山」と、京都の祇園町(ぎおんまち)を中心に、付近の円山(まるやま)、東山、鴨川(かもがわ)の風物を点景に、四季の移り変わりを詠み込んでいる。音頭(おんど)地の囃子詞(はやしことば)もなまめいて、全体にしっとりと落ち着いた風情を漂わせ、現今でも京情緒を味わう代表曲としてもてはやされている。[林喜代弘]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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