出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
… 人工栄養の歴史は古いが,人工栄養に頼れるようになったのは1930年ころからであり,日本で調製粉乳が用いられるようになったのは50年過ぎからである。歴史的にみれば人工栄養の成功の原因としては,(1)牛乳や水での細菌汚染に対する対策の樹立(19世紀後半~20世紀前半),(2)冷蔵庫の出現,(3)ソフトカード化(1920ころ),(4)牛乳成分,とくにその濃度を人乳に近づけたこと,(5)ビタミン,とくにCおよびDの分離(1930ころ)とその添加,があげられる。 人工栄養の歴史は,いかに牛乳を人乳に近づけるかという試みの連続であった。…
…乳汁は,子の食物として重要なだけでなく,母親がもつ種々の病原体に対する抗体を子に伝え,乳児が伝染病にかかるのを防ぐ働きがある。【今泉 吉典】
[人乳]
ヒトは,在胎期間が長く,他の哺乳類に比べて未成熟の状態で出生し,成長速度が遅く,寿命が長いという成長の特性と,母が子と生活を共にして養護し,頻回に授乳するという生活の特性をもっている。これらの特性にあわせて,人乳は他の哺乳類の乳に比べて,低タンパク質,低電解質,高糖質という特徴をもっている。…
※「人乳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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