人心恟恟(読み)じんしんきょうきょう

精選版 日本国語大辞典 「人心恟恟」の意味・読み・例文・類語

じんしん‐きょうきょう【人心恟恟】

〘形動タリ〙 人の心がおそれおののくさま。人々がびくびくするさま。
経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後「斯波多の大軍近疆に臨むに戦慴し人心恟恟として」

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四字熟語を知る辞典 「人心恟恟」の解説

人心恟恟

人の心がおそれおののく様子。人々がびくびくする様子。

[活用] ―たる・―として。

[使用例] 続いて十一日にも十二日にも火事がある。物価の高いのに、災難が引き続いてあるので、江戸中人心恟々としている[森鷗外護持院原敵討|1913]

[解説] 「恟恟」は恐れてびくびくしている様子を表します。

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