仁明天皇深草陵(読み)にんみようてんのうふかくさりよう

日本歴史地名大系 「仁明天皇深草陵」の解説

仁明天皇深草陵
にんみようてんのうふかくさりよう

[現在地名]伏見区深草東伊達町

仁明天皇は嵯峨天皇の第三皇子で、母は檀林皇后橘嘉智子。嘉祥三年(八五〇)三月二一日、清涼殿で没した(続日本後紀)。四一歳。「続日本後紀」嘉祥三年三月二五日条に「奉天皇於山城国紀伊郡深草山陵、遺制薄葬、綾羅錦繍之類並以帛布之、皷吹方相之儀、悉従停止」とあり、「文徳実録」同年四月一四日条に左近衛将曹粟田真持を遣わして、樹木を一丈の間隔で列栽したことを載せている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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