仇山古墳群(読み)あだやまこふんぐん

日本歴史地名大系 「仇山古墳群」の解説

仇山古墳群
あだやまこふんぐん

[現在地名]春野町気田

気田けた川中流域の河岸段丘上に形成された扇状地にあり、天竜川流域では最北端の古墳群。現在一九基の古墳が確認されている。いずれも六世紀末から七世紀前半に築造された横穴式石室をもつ円墳で、昭和六二年(一九八七)と平成三年(一九九一)に一〇号墳と一四号墳が発掘調査された。一〇号墳は直径一〇メートルの円墳で、玄室胴張りを呈し、立柱石を張出すことで羨道と区分されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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