今川範政(読み)いまがわのりまさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「今川範政」の解説

今川範政 いまがわ-のりまさ

1364-1433 室町時代の武将。
貞治(じょうじ)3=正平(しょうへい)19年生まれ。今川泰範の子。応永21年駿河(するが)(静岡県)守護となる。上杉禅秀の乱では鎌倉公方(くぼう)足利持氏をたすけ鎌倉出兵。晩年末子の千代秋丸に家督をつがせようとして内紛をまねいた。歌人としても知られ,「源氏物語提要」をあらわした。永享5年5月27日死去。70歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の今川範政の言及

【今川氏】より

…足利氏の一族で,駿河を本拠として遠江・三河にも進出した守護大名,戦国大名。足利義氏の子吉良長氏の次子国氏が三河国幡豆郡今川荘を領して今川氏を称したことに始まる。今川氏発展の基礎を作った範国は,足利尊氏に従って行動し,鎌倉幕府滅亡後,遠江・駿河両国守護や室町幕府の引付頭人に任じられた。以後,駿河守護職は今川氏によって世襲され,範氏,氏家,泰範,範政と伝えられた。また,範国の次子貞世(了俊)は長く九州探題として活躍した。…

※「今川範政」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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