今木新田
いまきしんでん
[現在地名]大正区三軒家東二―三丁目
木津川と三軒家川の間の中洲、難波島の北端部に位置する。もと難波島の北端に形成された寄洲であったが、宝暦年間(一七五一―六四)東成郡千林村(現旭区)の岡島嘉平次が幕府の許可を得て、明和(一七六四―七二)から安永(一七七二―八一)にかけて一二町歩余を開墾した。所有は天明年間(一七八一―八九)大坂靭(現西区)の山崎善右衛門に代わり、善右衛門は寛政年間(一七八九―一八〇一)初頭、六反五畝余を増墾している(大阪府全志)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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