今村豊(読み)イマムラ ユタカ

20世紀日本人名事典 「今村豊」の解説

今村 豊
イマムラ ユタカ

昭和期の解剖学者,人類学者 元・三重県立医科大学教授;京城帝国大学教授。



生年
明治29(1896)年9月18日

没年
昭和46(1971)年1月13日

出生地
長崎

学歴〔年〕
京都帝国大学医学部〔大正10年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔昭和3年〕

経歴
昭和1年京城帝大教授となり、医学部長、大陸資源科学研究所長を務めた。戦後引き揚げ、21年博多引揚援護局検疫所長、23年広島県立医科大学教授、新潟大学教授、三重県立医科大学教授となり、37年同大定年退官、40年三重県上野市信貴山病院副院長となった。在鮮中に人骨多数を収集形質人類学、骨格人類学の研究に打ち込んだ。著書に「東亜における日本人」「形質人類学の一問題」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「今村豊」の解説

今村豊 いまむら-ゆたか

1896-1971 昭和時代の解剖学者,人類学者。
明治29年9月18日生まれ。京城帝大教授をへて,昭和23年広島県立医大教授。のち新潟大,三重県立医大の教授となる。形質人類学,骨格人類学の研究をした。昭和46年1月13日死去。74歳。長崎県出身。京都帝大卒。著作に「形質人類学の一問題」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「今村豊」の意味・わかりやすい解説

今村豊
いまむらゆたか

[生]1896.9.18. 長崎
[没]1971.1.13. 津
解剖学者,人類学者。 1921年京都大学卒業。京城帝国大学教授,第2次世界大戦後広島大学,新潟大学の各教授,三重県立大学の教授,医学部長を歴任。東アジア諸人種の比較研究で著名。

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