今泉鐸次郎(読み)イマイズミ タクジロウ

20世紀日本人名事典 「今泉鐸次郎」の解説

今泉 鐸次郎
イマイズミ タクジロウ

明治期の実業家,郷土史家



生年
明治6年(1873年)

没年
昭和10(1935)年1月5日

出生地
新潟県南蒲原郡中之島村中野

経歴
郷里の小・中学で教鞭をとり、明治32年新潟市の東北日報主筆となり、9年後「北越新報」主筆に就任。また市会県会議員も務めた。のち長岡製氷会社専務、善光寺鋼索鉄道会社監査役となった。昭和4年宮内省の維新史料編纂委員となり、また「長岡市史」、越後佐渡の郷土史料「越佐叢書」(全7巻)を編纂した。著書に「河井継之助伝」「鵜殿春風伝」「北越名流遺芳」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「今泉鐸次郎」の解説

今泉鐸次郎 いまいずみ-たくじろう

1873-1935 明治-昭和時代前期の経営者,郷土史家。
明治6年1月13日生まれ。「東北日報」「北越新報」の主筆をつとめ,のち長岡製氷専務,善光寺鋼索鉄道監査役。昭和4年維新史料編纂委員となり,「長岡市史」や「越佐叢書」を編集。昭和10年1月5日死去。63歳。新潟県出身。旧姓神戸。号は木舌(ぼくぜつ)。著作に「北越名流遺芳」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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