今藤政太郎(2代)(読み)いまふじ まさたろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「今藤政太郎(2代)」の解説

今藤政太郎(2代) いまふじ-まさたろう

1935- 昭和後期-平成時代の長唄三味線奏者。
昭和10年10月10日生まれ。4代藤舎(とうしゃ)呂船・藤舎せい子の長男。10代芳村伊四郎,3代今藤長十郎,今藤綾子,山田抄太郎らに師事。昭和37年東京新聞邦楽コンクール作曲の部で「能楽囃子による組曲」が文部大臣奨励賞,NHK杯第1位。38年2代今藤政太郎を襲名。平成17年「今藤政太郎 邦楽リサイタル」における「勧進帳」の演奏,自作「天の鼓」などで芸術選奨文部科学大臣賞。同年日本文化芸術奨励賞。桐朋女子短大,国立音楽大学の講師をつとめる。22年松尾芸能賞優秀賞。同年「長唄界に尽くした業績」にたいして芸術院賞。25年人間国宝。東京出身。東京芸大卒。本名は中川昇一。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android