百科事典マイペディア 「今道友信」の意味・わかりやすい解説 今道友信【いまみちとものぶ】 美学者,哲学者,古典学者。東京都生まれ。旧制成城高校から旧制第一高等学校をへて1948年東京大学文学部哲学科卒業。出隆に師事。1962年東京大学助教授,1968年同教授。1982年東京大学名誉教授。哲学国際研究所所長などを歴任。ギリシア哲学,中世神学の研究をもとに,独自の美の哲学を追究。晩年は,生命倫理,環境倫理,技術倫理を包摂するエコティカ(生圏倫理学)を提唱した。主著に《同一性の自己塑性》(1971年,東京大学出版会),《ダンテ『神曲』講義》(2002年,みすず書房)など。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「今道友信」の解説 今道友信 いまみち-とものぶ 1922-2012 昭和後期-平成時代の哲学者。大正11年11月19日生まれ。昭和43年東大教授,53年文学部長。のちパリ国際哲学研究所教授,清泉女子大教授をへて英知大教授。哲学美学比較研究国際センター所長,哲学国際研究所所長,国際美学会名誉会長などを歴任。平成19年「美の存立と生成」で和辻哲郎文化賞。平成24年10月13日死去。89歳。東京出身。東大卒。著作はほかに「美の位相と芸術」「同一性の自己塑性」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by