ほとけ【仏】 に 成(な)る
- ① 死ぬ。死者となる。
- [初出の実例]「五躰
汁で仏(ホトケ)となる魚屋の亭主」(出典:浮世草子・世間娘容気(1717)五)
- ② 悟りをひらいた者となる。
- [初出の実例]「思いての煙やまさむなき人のほとけになれるこのみ見ば君〈真延〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)雑三・一二二六)
- ③ 男女の性交で悦楽歓喜の境地に至る。
- [初出の実例]「上人様の御用を叶へ、ほとけになり申べし」(出典:仮名草子・竹斎(1621‐23)上)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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