仏主村(読み)ほどすむら

日本歴史地名大系 「仏主村」の解説

仏主村
ほどすむら

[現在地名]和知町字仏主

船井郡の北東隅にある山村。郡の最高峰長老ちようろうヶ岳(九一六・九メートル)の北西山地一帯を村域とする広大な村。南を除く村境には七〇〇―九〇〇メートルの高山が連なり、連山よりの水は上和知川となって南西に流れ出る。この川の狭い岸辺と、谷川のつくる峡谷にわずかに耕地がある。東は桑田郡(現北桑田郡美山町)、南は上乙見かみおとみ村、西は上粟野かみあわの村、北は何鹿いかるが(現綾部市)。園部藩領。

元禄一三年(一七〇〇)丹波国郷帳では「仏住村」と記され、村高は四七石余であったが、天保郷帳では「仏主村」となり高は七九石余と二倍近くに増加。幕末の家数は三一、人口一四五(「口丹波風土記」所引園部藩記録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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