仕種・仕草・為種(読み)しぐさ

精選版 日本国語大辞典 「仕種・仕草・為種」の意味・読み・例文・類語

し‐ぐさ【仕種・仕草・為種】

〘名〙 (「し」はサ変動詞「する」の連用形から)
① ある物事をする時の態度ややりかた。しうち。
※歌舞伎・東海道四谷怪談(1825)三幕「『この強悪も、見やう見真似の』『そりゃア誰れを』『おぬしが仕草(シグサ)を』」
② 舞台上の俳優動作表情所作。転じて、一般的に、動作、表情。
安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三「役者は〈略〉仕種(シグサ)がよくなって人気が乗ってくりゃア万事ひゐき目が寄ってきやすはネ」

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