仕舞柱(読み)シマイバシラ

デジタル大辞泉 「仕舞柱」の意味・読み・例文・類語

しまい‐ばしら〔しまひ‐〕【仕舞柱】

近世初期の芝居小屋で、舞台端の柱のこと。ひいきの客から俳優に贈られた花(祝儀)などを挿しておいた柱。能舞台目付柱めつけばしらにあたる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仕舞柱」の意味・読み・例文・類語

しまい‐ばしらしまひ‥【仕舞柱】

  1. 〘 名詞 〙 近世初期の劇場で、能舞台の目付柱に相当する舞台端の柱の称。贔屓(ひいき)客から俳優に贈る花(祝儀)などをさしておいた柱。
    1. [初出の実例]「能之次第〈略〉仕舞柱(シマイハシラ)より、出入をすべし」(出典甲陽軍鑑(17C初)品一六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android