精選版 日本国語大辞典 「他物」の意味・読み・例文・類語 た‐ぶつ【他物】 〘 名詞 〙 ほかのもの。他のもの。また、他人のもちもの。たもつ。[初出の実例]「是借二他物一而証二其人一」(出典:随筆・山中人饒舌(1813)下)「空気は、〈略〉他物と比較するに」(出典:小学読本(1873)〈田中義廉〉四)[その他の文献]〔漢書‐東方朔伝〕 た‐もつ【他物】 〘 名詞 〙 ( 「もつ」は「物」の慣用音 ) =たぶつ(他物)[初出の実例]「第十、たもつをみだりにのぞむべからず」(出典:どちりなきりしたん(一六〇〇年版)(1600)七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「他物」の読み・字形・画数・意味 【他物】たぶつ 他のもの。〔漢書、東方朔伝〕上(しやう)嘗(かつ)て~守宮を盂下に置き、之れを射(あ)てしむ。曰く、~是れ守宮に非ずんば、ち蜥蜴(せきえき)(とかげ)ならんと。~復(ま)た他物を射てしむるに、(しき)りに中(あた)る。輒(すなは)ち帛を賜ふ。字通「他」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報