守宮（読み）しゅきゅう

精選版 日本国語大辞典

しゅ‐きゅう【守宮】

〘名〙

① ⇒しゅく（夙）

② 動物「やもり（守宮）」の異名。〔薬品手引草（1778）〕 〔漢書‐東方朔伝〕

③ 掃部(かもん)の唐名。〔易林本節用集（1597）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

や‐もり【守^＝宮／家守】

有鱗ゆうりん目ヤモリ科の爬虫はちゅう類。人家や周辺の林にすむ。体長約12センチ。尾はその半分を占め、自切・再生する。体色は灰褐色で暗色の斑紋がある。目のまぶたは動かない。四肢の指先は太く、下面のひだに無数の微細な毛状突起があって吸盤の働きをし、壁や天井に吸いつく。夜活動し、昆虫などを捕食。福島県以南に分布。同科には約670種が含まれ、温帯から熱帯にかけて広く分布。《季 夏》「河岸船の簾すだれにいでし―かな／蛇笏」
[補説]書名別項。→やもり
[類語]蜥蜴とかげ・襟巻蜥蜴・金蛇・イグアナ・カメレオン

やもり［書名］

広津和郎の短編小説。大正8年（1919）発表。

しゅ‐きゅう【守宮】

ヤモリの別名。

出典　小学館

普及版 字通

【守宮】しゆきゆう

やもり。

字通「守」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」

動植物名よみかた辞典　普及版

守宮 (ヤモリ)

動物。ヤモリ科に属するトカゲの総称

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」