付着根(読み)ふちゃくこん

大辞林 第三版の解説

ふちゃくこん【付着根】

他物に付着して体を支えよじ登るために、茎から出る不定根。ツタ・ノウゼンカズラなどに見られる。よじ登り根。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

付着根
ふちゃくこん

よじ登り植物の地上茎から生じた不定根が特殊化した気根の一種で、岩石面や他の樹木などに接着して植物体を支える働きをする。付着には、ひげ状のものや巻きひげ状のものがある。キヅタ、ツタウルシ、ノウゼンカズラ、ツルマサキ、ホウライショウ、着生ランなどにみられる。ツタでは吸盤のある茎性巻きひげから、さらに付着根を生じる。[西野栄正]

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世界大百科事典内の付着根の言及

【根】より

…これらのうちには,地表すれすれのところを匍匐(ほふく)していて,ところどころで地上へ伸び出してくるものがあるが,根の屈地性がそのような特殊な場合に限って乱されているものである。 着生植物の付着のためのもの(付着根adhesive root)や木生シダの幹につく不定根も,気根の一型である。空気中で根が葉緑素をもつようになったものを同化根assimilation rootという。…

※「付着根」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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