仙【がい】(読み)せんがい

百科事典マイペディア 「仙【がい】」の意味・わかりやすい解説

仙【がい】【せんがい】

江戸後期の禅僧。諱(いみな)は義梵(ぎぼん)。美濃(みの)の農家に生まれ,同地の清泰(せいたい)寺で得度。のち博多の聖福(しょうふく)寺の住職となり,大衆教化に努めた。晩年,虚白(きょはく)院に隠棲(いんせい)し,独特の洒脱(しゃだつ)な墨画を描き,白隠(はくいん)とともに近世禅画を代表する。
→関連項目出光美術館禅宗美術富田渓仙

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android