代・更・替・換(読み)かえ

精選版 日本国語大辞典 「代・更・替・換」の意味・読み・例文・類語

かえ かへ【代・更・替・換】

〘名〙 (動詞「かえる(代)」の連用形の名詞化)
① 取りかえること。また、取りかえるもの。ひきかえ。
※玉塵抄(1563)一九「人にやとわれてはたらいて、そのかえに物をとるぞ」
※虎明本狂言・杭か人か(室町末‐近世初)「をのれがいのちのかへにせうと云事か」
② かわりとなる人や物。代理予備
高野山文書‐興国二年(1341)五月二八日・後村上天皇綸旨「和泉国大泉庄領家職、為同国麻生庄替知行
浮世草子西鶴織留(1694)一「人の命に替(かへ)なし」
③ 引き換えの割合
能楽での特殊演出。この時に行なう所作を、替の型ともいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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