デジタル大辞泉 「仰す」の意味・読み・例文・類語 おお・す〔おほす〕【▽仰す】 [動サ下二]《「負おおす」と同語源。相手に言葉を負わせるというところから》1 上位者から下位者に命じる。言いつける。「急ぎ参るべき由言へと―・せよ」〈源・夕顔〉2 命令する上位者への敬意が自然に生じて、命令する意の尊敬語。お命じになる。お言いつけになる。「惟光に車のこと―・せたり」〈源・葵〉3 「言う」の尊敬語。おっしゃる。「法皇、あれはいかにと―・せければ」〈平家・一〉[補説]3の意に単独で用いるのは中世からで、中古には、多く「仰せらる」「仰せ給ふ」の形で用いられた。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「仰す」の意味・読み・例文・類語 お・す【仰】 〘 自動詞 サ行下二段活用 〙 ( 「おおす(おほす)(仰)」の変化した語 ) 「言う」の尊敬語。おっしゃる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例