仲明寺(読み)ちゆうみようじ

日本歴史地名大系 「仲明寺」の解説

仲明寺
ちゆうみようじ

[現在地名]日野町佐久良

佐久良さくら山麓にある。神護山と号し、曹洞宗本尊阿弥陀如来で、仲明禅寺とも号する。中世佐久良城に拠った小倉氏の菩提寺で、永正二年(一五〇五)三月一六日に死去した小倉実澄(仲明寺殿)菩提を弔うために孫の実隆が建立、小倉実方(実澄の父)以下実澄・実重・実隆など小倉氏代々の位牌を祀る。寺内北西にある境内墓に室町時代の宝篋印塔三基があり、小倉氏の供養塔と考えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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