伊佐口村(読み)いさくちむら

日本歴史地名大系 「伊佐口村」の解説

伊佐口村
いさくちむら

[現在地名]氷上町伊佐口

西端を佐治さじ(加古川)が流れ、南は香良こうら村、東は五台ごだい山。山陰道(京街道)沿いの出戸をかた(現方町)と称する(氷上郡志)対岸御油ごゆ村から片町へ抜ける佐治川に架かる徳昌寺とくしようじ橋は、片町と北の鴨内かもうち村の檀家が井中いなか徳昌寺に通うため架けたと伝える。天正一三年(一五八五)九月吉日村上重次が伊佐口村の田地一段を柏原かいばら八幡宮(現柏原町)に寄進している(「村上重次田地寄進状」柏原八幡神社文書)。伊佐口の地名は永禄五年(一五六二)八月一九日の円通寺段銭米納帳(円通寺文書)にもみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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